漱石さんに助けられる事

本職ということを、こんな風に言う夏目漱石。それで考えてみた。かろうじて本職と言えるものを持ち得たことについて。

2017年7月24日
暑い。その上中々うまく進まない。でも最近は漱石さんに助けられる事が多い。
明治42年、七月十六日(金)
小説なかなか進まず。しかしこれが本職と思うと、いつまでかかっても構わない気がする。暑くても何でも自分は本職に力めているのだから不愉快のことなし。岩波文庫漱石日記 p.93~p.94