このところの日曜日の過ごし方は定型化している。8時30分に目を覚ましてテレビのスイッチをつける。「趣味の園芸」ベッドの中で植物の勉強をする、続いて「ヨーコさんの言葉」。佐野洋子的世界観に、いつもそうだそうだと思う。引き続き「 日曜美術館」この展覧会は行かなきゃ、そんな工程を立てる。10時「小さな村の物語り・イタリア」が始まる。どうしてこの人たちはこんなに貧しいのに、こんなに豊かなんだろう、どうしてこの人たちはこんな自分たちの町や村を愛すことができるのだろう？いつもおなじことを考えて、ようやくベッドから抜け出す。今日はちょっとぜいたくにと思う日はキューカンバーサンドウィッチと紅茶にする。しばしイギリス人になる。文庫本を一冊もって風呂に入る。ふらふらになるまで茹ってそのあとは、新聞の切り抜きとなる。切り抜いてももう一度読まれることなどほとんどないのだけれど、家人には僕のお棺の中にこの膨大な新聞の切り抜きを入れてくれるように頼んである。久しぶりに昼寝をした。夏の昼寝ってこんなにいいものだったのだ。ゆっくりと時間が流れて、ふたたび定型が始まるのは23時を過ぎてから「ヨルタモリ」。とにかく笑う何も考えずに大笑いをする。タモリってどれだけ天才なんだろう。そしてようやく最後のプログラムにたどり着く。NHK・FM「眠れないあなたに」きゅんとなる選曲と，身につまされるおしゃべりを聞きながら眠りに落ちて行く。今月のテーマは「手紙」。これがいい。
怠惰な習慣だなぁと思う。でもこれが今の僕を作っているのだと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=z4nhDtkzhRg
