白馬村の栄枯盛衰は教えてくれている

白馬村に来ると地域の栄枯盛衰がとても良く見える。民宿、学生村、スキーブーム、オリンピック・バブル、不景気による荒廃、闇社会化、そしていま国際的なアウトドア・リゾートとしての再生の兆し、学生の頃に耳にたこができる程聞いた言葉に「現況資源の評価」がある。でも当たり前すぎるから、とても地味な作業だから、誰もそんなことまじめにやらなかった。はいはい、と適当に流していた。でも今の白馬を見ていると、ようやく地域の資源の魅力が真っ当に評価される時代に来たのだと思う。それもそれをしたのがオーストラリアを中心とする西欧の文化圏の人々であった。時代が見えなくなったとき,新しい見識は異文化の流入が突破口になるということを今の白馬村の栄枯盛衰は教えてくれている。


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