小さな商店街、春になっていろんなことが

ご近所のイタリアン・レストランのマダムから、お庭にハナイカダの花が咲いたからと、大きな枝を頂いたのでさっそく生けてみた。むかしご近所同士で醤油や油や、たくさんつくったお総菜などが行ったり来たりしていたけれど。今ではあまりそんなことがなくなってしまった。この小さな商店街に来て10数年、ようやくそんなご近所づきあいが生まれつつあるのかもしれない。あげたりもらったりするのがお醤油やお惣菜ではなくて,大きなハナイカダの枝というところが,むかしとは違うところだけれど,とってもモダン。もう終わってしまったけれど「ヨーロッパ路地裏紀行」みたい。ところでこの名前,葉っぱの真ん中につく花を「筏に人が乗った姿」に見立ててつけられたらしい。小さな商店街、春になっていろんなことが起こるなぁ。