一歩前進だ

きのう、経堂の古本屋さんで「橋本治内田樹」を買った。「橋本治さんの書き物は、「祝福」である。ぼくたちのいる世界をきびしく批評する人はたくさんいる。「社会はこんなふうにあるべきではない」と言う人はたくさんいる。けれども、僕たちの日々が「こんなふうにあることは、もしかすると奇跡的なことかもしれない」というかたちで「祝福」を贈ってくれる書き手はほんとうに少ない。」
なるほど、そう言うことだったのだ。橋本治と言う人が気になってしようがなかった訳は、こういうことだったのだ。一歩前進だ。それにしても小さなしょぼっとした古書店のちからはすごい。