ひょんな再会がうれしい

会議の時間まで少しばかり時間があったので、下高井戸駅前のカフェに入ったら、書棚に星野さんの本があったので、ぱらぱらとしていたら、「人間の気持ちはおかしいものですね。どうしようもなく、些細な日常に左右されている一方で、風の感触や初夏の気配で、こんなにも豊かになれるのですから。人の心は深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。きっとその浅さで、人は生きていけるのでしょう。」
星野さんのまとまった本は、読んだことが無かったけれど、「きっとその浅さで・・・」前にETVの番組で出会って、深く印象にのこっていたのだった。
それからずいぶん時間がたって、今日また、ふいに出会ってしまった。人生は「もういちど、こんにちはこそ」がと最近は思っているのだけれど、今日の星野さんとのひょんな再会がうれしい。
勇気を出しての550円のコーヒー代だったけれど、きょう一日しあわせだった。
「きっとその浅さで、人は生きていけるのですね」星野さん。
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