希望を持っていいんじゃないかなと言ったら

本屋さんは答えを探しにいくところじゃない、いま私たちが抱える問題を探しにいくところだと言っていた本屋さんがいた。上野まで来たので、route booksまで来てみた。がらんとしていて、ただただうろうろして、気に入った場所にすわって、気になった本をぱらぱらして、コーヒーを飲んでもいいし、スコーンを食べてもいい、疲れたら屋上に上がって、空を眺めてもいい。そうして小一時間、選んだ一冊は、「 呑めば、都」居酒屋の東京 マイク・モラスキー著。酒も飲めないのに、日本の居酒屋文化とジャズ喫茶をこよなく愛するこの変なアメリカ人が好きなのだ。ところで、この本屋さん、工務店と本屋さんと花屋さんがわいわい言いながら、廃材を使って図面も引かずにこつこつつくったと言う。いろんな人がわいわいいいながら作る時代なのだと思う。いま東京に、こんな場所が少しづつ少しづつ増えている。希望を持っていいんじゃないかなと言ったら怒られるかな?どんな時代でも新しい風景は作れるんだ。