でも,ぼくはすき焼きが好きだ

今夜は何にすると言うから,ああでもないこうでもないと言いつつも結論はいつも決まっていて「すきやき」それが関西の家族の定番になっている。今更,すきやきがごちそうでもないだろうし、牛肉があまりおいしくなくなったせいか、確かにそれほど大感激する程ではない。でも久しぶりに対面した家族にとってのごちそうはすき焼きに決まっている。で、この流儀,ぼくの東京の家族にはまったく通じない。「えっ」って怪訝な顔で見られてしまう。そんな訳で,近年すき焼きの価値の下落は甚だしい。でも,ぼくはすき焼きが好きだ。で,買い物に行かなくてはならない。そこでいろんな現実に直面することになる。ぼくのライフワークになりつつあるニュータウン問題である。1(続く)