ずっとずっと清々しく

鷹の台 F邸
錆び砂利敷きの中にぽつぽつとセキショウなど、乾いた砂利が急に柔らかい表情に
石と植物、どちらがなくても成立しない

仕上げは高圧洗浄、御影石の飛び石が芝生の中で急に清々しく甦る
石、草、その上に水が加わって、やはり最後は水なのか、清々しいという言葉が久しぶりに降りてきた
そんな言葉を忘れていたことが恐ろしい
もうずいぶんいろんなことを忘れてしまっているのだろう
縁側に座ってこれを書いている
今日でこの現場ともお別れ、ずっとずっと清々しく、柔らかくあってほしい