すてきに年をとられたなぁ

昨日はたくさん飲んでしまった。愉快ではあったけれど、今朝目が覚めて後悔している。飲みながらさるジャズピアニストと「後悔する」ということについての話をしていた。彼は言っていた。後悔なんかしない、インプロヴィゼーションがいのちのジャズで後悔なんかしていたら音楽にならない、ひたすら突き進んでいくしかないということだった。ジャズが好きでずっと聞いてきたけれど、ジャズというのは後悔なんかしないでひたすら突き進んでいく音楽だったのか、今まで何を聞いてきたのだろうと思った。まだ若かった頃の佐藤允彦さんはとても上品な貴公子のような方だった。40年たって70歳になられた佐藤さんは今でもやっぱり貴公子のような方だったけれど、もっとかわいらしくもなっておられた。すてきに年をとられたなぁと思った。