2014-05-31から1日間の記事一覧

勇気を出して「小さくて善いもの」を

加藤百合さんの西村伊作論を読んだ。ずーっと伊作さんが気になっていて、前に「きれいな風貌―西村伊作伝」を読んで、そしていま「許されざる者」を読んでいるのだが、今回の百合さんのがいい。大正という時代が忘れられかけていて、そのもっとも大正的な人の…

この国のしごと感は

「神去なあなあ日常」を見た。三浦しおんの小説の映画版。じぶんも含めてこれからは、グリーンカラーの時代だからなぁと、いよいよグリーンカラーの時代だぞと、そんな訳で見たかった映画だった。でもちがった。ホワイトカラー、ブルーカラー、グリーンカラ…

ひとと風景と思い出の幸せな関係

金曜の夜は決まってBSプレミアム・シネマを見るようになってしまったのだけれど、昨晩は「ノッティング・ヒルの恋人」ロンドンのコモン・ガーデンを散歩したりするから、コモンってこんな風になっているのだな。それに寄贈されたベンチも本来はこうでなきゃ…