勇気を出して「小さくて善いもの」を

加藤百合さんの西村伊作論を読んだ。ずーっと伊作さんが気になっていて、前に「きれいな風貌―西村伊作伝」を読んで、そしていま「許されざる者」を読んでいるのだが、今回の百合さんのがいい。大正という時代が忘れられかけていて、そのもっとも大正的な人の伊作さんもまったく忘れられているのだけれど、どうしてなんだ。百合さんは、その理由を「雰囲気」という言葉で語っている。雰囲気のたよりなさ。「小さくて善いもの」を追いかけ続けた伊作さん、勇気を出して「小さくて善いもの」をつくろう!
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