。戦争よりも裸婦よりも

都近代美術館の藤田嗣治展に行ってきた。戦争画というものが初めてだった。藤田は淡々と描いていた。戦争をそれ以上でもなく、それ以下でもなく。藤田は戦意発揚のために描いたのではないと思った。画家としてただただ目の前の風景を描いたのだと思った。戦争よりも裸婦よりも藤田のこども達を描いた絵がいい。