恵泉女学園大学、時々遊びにくる。特に何をするでもなくくるりと歩いて、顔見知りにあいさつをして校門をでる。ただ、それだけのことなのだが、そういう付き合いってあるようでない。時々ふわふわと寄りたくなる。ここで教えていた新妻先生はもう死んでしま…

都近代美術館の藤田嗣治展に行ってきた。戦争画というものが初めてだった。藤田は淡々と描いていた。戦争をそれ以上でもなく、それ以下でもなく。藤田は戦意発揚のために描いたのではないと思った。画家としてただただ目の前の風景を描いたのだと思った。戦…

映画「プッチーニの愛人」を見た。つまらなかった。でもどんな映画にも得るものはある。プッチーニがピアノを弾く姿、彼が書く楽譜、そしてトスカーナの極上の風景。それにしても久しぶりのイタリア文化会館、かつてひんしゅくをかった立面の赤がすてきだ。 …