なんてかっこいいんだろう空のひと

武蔵五日市の現場。大きな桜の木がお隣に影や落ち葉を落とすとのこと。さっそく剪定に伺う。
今日一緒の職人たちのこと「空師」と言う。高い木の枝落とし、剪定を専門に行う人たち。身のこなしは野猿のよう、枝から枝へと軽々と。
環境共生、そんなことなど誰も考えなかった時代、大きな木々と人の生活、どちらも立てて、丸くおさめる、こんな職人衆が居たなんて。
環境共生もbio-diversityも、頭の中だけ、机の上だけでうんうん言っていてもだめなんだ。
今こそ、職人たちの心意気の時代。彼らは一度木の上に登ると、なかなか降りてこないのだと言う。休憩も食事も木の上ですると言う。確かに、もうこの娑婆の世界に降りてきたくなる気持ち、分かる。