ふるえたのであった

最近の愛聴番組は 「ドキュメント72時間」と「世界はいりにくい居酒屋」かな。この二つを見ていると、いまこの国はどうなっているんだろうってことを、世界のまちはいまどんな風なんだろうってことが、とっても低い目線から見ることができるから、そうかそうかと思う。それで今という時代がとんでもないことになっているなぁとひどく憂うつになるかと言うと、実はなんだかうれしい気持ちになる。なんか地面すれすれの所はまだまだあったかいなぁと思う。こんな風に思うと変な会長がいるNHKの思うつぼだと思われてしまうかもしれないけれど、この二つを見ていると、NHKはまだまだ死んでいないなぁと思う。甘いかなぁ。それできのうは世界最大の古書の町、神保町だったのだけれど。とってもやさしい人に3人で出あった。で、不思議に思ったのは、優しい笑顔の元雑誌編集者が手に取っていたのが、ぼくが2〜3年前に古本屋さんで見つけた「美酒すこし」中桐文子著で、その人がとても素敵な人であったから、あぁぼくと同じ本見つけはったと思ってうれしかった。この本はまったく知らなかったのだけれど「美酒すこし」ってタイトルにふるえたのであった。
http://www4.nhk.or.jp/72hours/x/2015-12-04/21/17511/1199116/