いったいどういうことなんだろう

「サンディアゴ巡礼紀 ゆっくりカミーノ」という本を読んだ。映画「星の旅人たち」を見て、いつかサンディアゴ・デ・コンポステーラへの道 800kmを歩くんだなどと思っていた時に、経堂のすずらん通りの本屋さんで偶然この本を見つけた。これは神さまからのお誘いに違いないと思って読みすすんで来たのであるが、読了して、急に弱気になってきた。どうも東京近郊の里山あたりをぼそぼそと気ままに歩く方がいいなと思うのだ。壮大なこと、たいへんなこと、ということから少しづつ遠ざかったきている、身の程と言う言葉は避けたいのだけれど、小さいとか、近いとか、ささやかなとか、それでもちょっと深そうだ、そんなことに興味が移ってきているのは、いったいどういうことなんだろう。