惜櫟荘は今70年の時を迎えて

岩波茂雄吉田五十八が出会い、そして海を臨むこの家を造った。昭和15年、そんな時代に。昭和の10年代の日本と言う国。
雨の惜櫟荘にこころ魅かれた人がいる。映画監督、アンジェ・ワイダ。そんなアンジェ・ワイダから手紙が届いた。「親愛なる惜櫟荘へ、この世で日本家屋ほど人間の生活に共存しているものはない」惜櫟荘は今70年の時を迎えて様々な物語を饒舌に語り始めている。