服というものが持つちからをもう少し信じてもいいのではないか

そんな恵比寿の洋服屋も今はもうない。

2014年10月3日
これまでは見るばかりだったのだけれど、いよいよ着てみて、ヘぇいいなと思ったので、ついに買ってしまった。 去年見た映画「ビル・カニンガム&ニューヨーク」は「 洋服は鎧だ、日々を生き抜くための!」と そんなことを言っていたけれど、そうともえいるけれどそんなに勇ましくなくても、仕事着というか、作業着と言うか、これを着ると仕事がしたくなるだろうなぁとか、よく仕事ができるようになるだろうなぁと思わせてくれるような服というのがある。そう考えるとちょっと背伸びをした出費も乗り越えやすくなるというのもあるけれど、おいしいものを食べたり、酒を飲んでみたり、音楽を聴いてみたり、本を読んでみたり、自分自身を元気づけるためにいろいろ試してみるのだが、きのう恵比寿の洋服屋で感じたことはそんないずれとも違って、自分自身がしっくり来る空気を着ているような気がして、そんな風に思ったことはこれまであまりなかったのだけれど、服というものが持つちからをもう少し信じてもいいのではないか。