やっぱりボナールいいなぁと思った

ずっと、ボナールになるんだって思ってきた、今でも諦めてはいない、でも、最近はだんだんそんな想いも忘れつつある。いけないことなのか?それでいいんだとも思う。どうしよう?

2018年12月16日
20代の初めの頃、八ヶ岳山麓で出会ったいつもスケッチ・ブックを離さなかったSくんはボナールがいいなぁと言っていて、そうなんだと思った。それから20年ほどたって原宿のフォト・ギャラリーで偶然見かけたアンリ・カルチェ・ブレッソンが撮ったボナールの写真がとってもよくて、こんなじいさんになりたいと思った。ずいぶん時間が経って昨日ようやくボナール展を見て、やっぱりボナールいいなぁと思った。最晩年を過ごした地中海の村、ル・カネの家をル・ボスケ(茂み)と呼んで、そこで描いた「夏」や「南フランスのテラス」などル・カネの夏の風景を描いた絵が好きだった。ボナールはいつもジャケットを羽織りネクタイをつけて白い帽子をかぶって丸いメガネをかけていたから少しでもボナールになりたくてジャケットと丸いメガネと白い帽子をかぶっていた。だから最後はやっぱりル・ボスケ(茂み)と名付けられそうな家に住みたいと思うけれどそれはちょっと難しそうだ。