なるほど、このことを言うのかと思った

  • 太郎くんが多摩センターにやってきた。この年になるまで、選挙の立候補者のチラシ配りをしたことがなかった。選挙で棄権をすることはなかったけれど、でも特定候補、特定政党の応援をすることもなかった。去年孫が生まれて孫たちが大人になる頃のことをよく考えるようになった。今のまま突き進んで、今のまま壊れていっていいのかなと考えるようになった。まづはブレーキをかけないととチラシ配りくらいはできるかなとチラシの束をもらった。100人のうち98人は足早に通り過ぎて行った。目を合わせてもらえることもなかった。ただただ無表情に、ただただ無関心に足早に通り過ぎて行った。まさにこれが今のこの国の風景なのだなと思った。とにかく一番怖いのは無関心だという議論はよく聞いていた。なるほど、このことを言うのかと思った。既にとても怖い事態に至っているのかなと思った。