人が集まるということの大切さを

午前中の打ち合わせも機嫌よく終わり、さぁこれからどうしよう?と思っていて思い出したのが日仏学館の小さなお祭りで、東京でも数少ないお気に入りの場所。早速ビールとサンドウィッチを買い込んで、ひとり夏至祭り。ふと、思い出したのは「幸福になるにはちょっとした勇気が必要だ」という言葉で午後の仕事放り出してよかった。
改築中の日仏会館、どうなっているか少し心配だったけれど杞憂だった。とっても緑を大切にしている、僕たち東京の人間はこれだけみどりを大切にしているの?このままいけば東京で大きな木が残っているのは、在外公館関連施設だけになってしまう、江戸時代世界中が驚いた緑の都市江戸なのに。もう一つ、久しぶりにいいなぁと思える建築に出会えた。人を主役にしてくれる建築、人を幸福にしてくれる建築。当たり前のことなのに。しばらくそんな建築に出会えていなかった。
帰りにお腹が空いたから冷たいお蕎麦でもとお蕎麦屋さんにいたら、隣で踊っていたカップルが入ってきた。「やぁ」と言ったから「また、来年」と言った。見ず知らずの人なのにね。
久しぶりに人と話すということ、踊るということ、歌うということの楽しさを知った。人が集まるということの大切さを実感した半日だった。