年を重ねるにつれてまたジャズがこころに沁みるなぁ！
2019年6月3日
久しぶりの吉祥寺、どこかでコーヒーでもと、ハモニカ横丁、近鉄裏などをさまよい歩いたけれどどうもどこもピンとこない。そうかやっぱりここしかないかと、意を決して入ったはいいけれどメグ、お客は僕一人。アルバイトらしき女性、今、店長が食事に出ていて、ちょっと待って下さい、すぐに音を出しますからと、店長に電話してオーディオの操作を聞いている様子。なんだか浮世離れしているなぁ、いま時のジャズ喫茶、ここまで時代と乖離しているのかと嬉しいような悲しいような。ちょっと時代遅れな内装、お客は僕一人、でも流れてくる音楽はちっとも古くない、ちっともくたびれてもいない、いつまでたっても新しい。なぜだか、しばらくして小さな子供連れの若夫婦が入ってきた。こんなちょっとくたびれたおじさんばかりが集う場所にどうして？っと思っていたら、その子がごく自然に「いい音楽だね」とお父さんに言った。そうなんだ、いい音楽なんだよと、思わずその子を抱きしめたくなった。
