そんな人生があっぱれでうれしくて

  • Kさんはおかしい、商社員時代ロシアに駐在していたので、赤いサラファンなどを熱唱する、ジャズシンガーなのにね。ほんとうにコロナが収束したら、また聞きに行くね。

    2019年5月19日
    久しぶりの銀座である。Kさんのライブ、Kさんの初めての銀座デビューなのだ。これはお祝いに駆けつけなきゃとやってきた。Kさんとはつい最近友達になった。Kさんは商社を定年退職した後、ジャズ・シンガーになるんだと言って、あれよあれよと言う間に銀座のジャズ・クラブでライブを開くようになってしまった。リタイア後に音楽や絵を始める人は多いけれど、これまでの人生をきっぱり捨てて第2の人生をプロとして生き直してしまう人はそんなにいない。そんな人生があっぱれでうれしくてKさんに会いにやってきた。サイドメン達もみんなおじさんで、聴衆もみんなおじさんやおばさんたちで、久しぶりに和やかな雰囲気だった。最近はなんだかピリピリしていて、嫌になってしまうことも多いけれど、地下深くにあるジャズクラブはまだまだ自由で、おおらかな空気が流れていた。