「 生きものたちのにぎわい」とお墓ということをずっと言っているのだけれど、なかなか盛り上がらない。とても相性のいいふたつなのに。
2015年2月19日
今晩は,久しぶりに多摩ニュータウンまちづくり専門家会議(まちせん)の木曜サロン、NPO法人エンディングセンターの東操さんの自然葬、樹木葬のお話。久しぶりに熱く語ってしまった。というのもいまの僕にとっての最大の関心事であるから,どこで眠るかということ。そんなこと今までちっとも関心がなかったのだけれど,去年の秋,樹木葬の墓地を訪れて驚いた。ようやくこんな時代が来たのかと。お墓のかたちがようやく動いていると、のぞましい方向に。お墓をつくるというのはぼくの最後の仕事だと思ってる。自分の眠る場所の風景を自分の目と足で探しあてたいということと,ぼくたちの仕事,風景をつくるというしごとが、19世紀アメリカにおいて公園墓地を生み出すという形で始まった。そんな歴史から,お墓のことはぼくたちの原点だと思ってる。で,写真にある,どうしてみなさんは樹木葬を選んだのですかと言うアンケート,その選択肢にぼくがここで眠りたいと思った理由が見つからなかった。ぼくがあそこに眠りたくなった最大の理由は,眠ったあとも,いつもヒバリやカッコーやアカトンボやモンシロチョウやカブトムシが遊びにきてくれていつも賑やかそう、楽しそう,という理由であった。固い言葉で言えば、生物多様性の豊かさの中で眠りたいということだった。生物多様性とお墓というのとても相性がいいと思ってる。「 生きものたちのにぎわい」のあるお墓を作ることがぼくたちの最後の仕事だと思ってる
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