待ってくれているかなぁ

行きたい鳥取! まだ待ってくれているかなぁ。 

2015年9月3日 
今月末に富山を、能登半島を訪れることになりました。そうしたら酒井さんがこんな本を書いていることを知りました。酒井さんってずっと読んでみたいと思っていたのですが、ようやく今となりました。「裏が幸せ。」酒井順子著。 
日本にはもうひとつの日本があるのですね。そんな事を教えてくれました。決して「表」になりえなかった「裏」「裏日本」をこんな風に書く酒井さん,こっそりとした人だったのですね。遅まきながら読めて良かったです。それにしても鳥取、行きたいなぁ。こっそりと良いものをもっている感じが上品な街。 知らなかったこんな街があったなんて。 
「 宿に荷を置き、私は夜の鳥取を一人でぶらつきました。県庁所在地としては非常に地味な印象がある鳥取市ですが、ここは私の好きな街のひとつです。良い本屋さん、手づくり万年筆の店、良いパン屋さん、吉田 璋也の生まれた地である鳥取には民藝美術館もあって、目立たないながらも文化の薫りが漂う街。これ見よがしに自慢せず、こっそりと良いものをもっている感じが上品です。」 
「 支配する側になるということは、すなわち「表」になるということですが、そこに付随するのは,様々な醜い澱。日本海側の地に共通する空気は、その澱が降り積もっていないからこそのものではないか。~ 私たちが彼の地で酩酊したような気分になるのは、普段汚れた空気ばかり吸っているが故の、清浄酔いなのかもしれません。」

f:id:machidesign:20210906193828j:plain