眠る前にちょっとだけ読む本

本屋さんをふらふら歩いていたら、なぜかこの背表紙が目についた。「パリ行ったことないの」ただこのひとことから生まれてくる11の短編からできている。山内マリコという人がずっと気になっていて、映画「あのこは貴族」を見て、へぇーと思って、いいとか悪いとかではなくて、なんか気になるなぁという思いが持続して、でその続きで「パリ行ったことないの」に巡り合った。やっぱりいいのか悪いのかわからないのだけれど、眠る前にちょっとだけ読む本が枕元に積んであるのだけれど昨日もこの本を掘り出してこれを読んで寝た。「パリ行ったことないの」いいタイトルだと思う。「パリ行ってきたの」よりずっといいと思う。僕たちの心の中にあるパリをすっとすくい取っている本なのだった。山内マリコはいいよ!

 

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