ささやかながら気持ちのこもった卒業式ですね

ご卒業おめでとうございます。ささやかながら気持ちのこもった卒業式ですね。僕があと60数才若かったら、大阪から東京に引っ越して、自由学園初等部に入りたかったです。今の東京はあまり好きじゃないけれど、自由学園明星学園などという学校を100年以上も存続させてくれた東京という街に感謝しています。そして今、大阪という街の政治が大混乱を呈していますけれど、それはこのような本当の意味で自由な学校を持ち得なかったからだと思うのはあながち極論でもないような気がします。

 自由学園初等部

·【お別れ会】 

3月11日、6年生のお別れ会がありました。 

今年は、リーダーの5年生と、主役の6年生が体育館に通して参加し、1年生から交代で6年生への感謝の出し物をしました。 

最初はマーチに合わせて1年生と5年生が拍手で6年生を迎えました。 

1年生は6年生への感謝の言葉を、一人ひとりその場面に合わせた道具を手作りし、 表現しながらお話ししました。その時々の様子が生き生きと思い出されました。 

2年生は音楽でクラッピングをカスタネットで練習し、その演奏と、「十二支のはじまり」をアレンジして劇をしました。4部に分かれたクラッピング演奏はお見事でした。 

3年生は偶然にも「十二支のはじまり」の劇でした。2年生とは違ったアレンジで、大道具小道具を工夫してお話を表現していました。 

4年生は長い小説「約束のネバーランド」を自分たちで短く台本にまとめ、劇をしました。背景や道具を工夫し、一つの舞台を上手に作っていました。 

5年生は「Bilieve」を手話付きで歌ってくれました。またお別れ会全体のことを考え、総リーダーは2月中旬から各学年のリーダーを集めて相談を進めたり、5年生としては装飾、会の進行、お昼のお食事のランチョンマット制作や報告などの準備を丁寧にしてくれました。 

6年生は、各学年の出し物が終わる度に、卒業式で歌う歌を歌ってくれました。全部で4回も歌ってくれました。 

また体育館での会終了後、各学年Zoomを開き、6年生から6年間使い続けたもの、毎日書き続けた日記(一番多かった人は6年間で123冊)の報告、今日の各学年へのお礼がありました。最後に5年生から花束の贈呈がありました。 

全校児童が一つの部屋に集まることはできませんでしたが、気持ちが一つとなったとても素敵なお別れ会でした。 

今学期は学校でのお食事ができない中、6年生の最後のお別れ会の日だけはと考えてくださり、お昼のお食事はサポータさんによって、初等部で一番人気のメニューを出してくださいました。お弁当箱を開けた時の6年生のうれしそうな笑顔が印象的でした。 

この1年、子どもたちに少しでも喜んでもらえたらと試行錯誤してくださった保護者の皆様、サポータの皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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