気がよくて、きれいなものが好きで、調子がよくって、あぶなっかしい

石田千さんの「窓辺のこと」を読んだ。牧野伊三夫さんの挿画も良くて。ただただ、すーすーと息をしているように読んだ。そう言えばこの頃すーすーと息をしていないなぁと思った。
夏目漱石夢十夜にあらわれる庄太郎も、そんなひとだった。庄太郎は、いつもすてきなパナマ帽をかぶっている。気がよくて、きれいなものが好きで、調子がよくって、あぶなっかしい。」p.199
夢十夜」を読みたいと思った。

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