おばぁちゃんとの仕事

最近はおばぁちゃんからの仕事が多い。ここに径を作りたいのとか、崩れてしまった花壇を治したいのとか、これが楽しい。何しろおばぁちゃんだから、なるべくお金がかからないようにしなければならない、わかりやすい言葉で打ち合わせわせをしなければならない、楽に庭しごとができるようにしなければならない、そんなすべてが設計という行為にとっととても大切なことだ。一番うれしいのはおばぁちゃんだからファクシミリやメールや電話で打ち合わせをするのじゃなくて、手紙のやりとりで打ち合わせをすることだ。手紙というのはラヴレターであれ、お礼状であれ、招待状であれ、庭の打ち合わせであれ、内容がなんであれ楽しいものだ。手紙を出すこちらが楽しいだけでなく、受け取るおばぁちゃんも手紙が来るのを楽しみにしてくれているだろうなぁと思う。年をとるにつれて仕事のスタイルも変わってくる、どっかでぷっつんとハードランディングするのではなく、やわらかくソフトランディングできればいいなぁと思ってる。おばぁちゃんとの仕事は、長いしごと人生にやさしいソフトランディングをもたらせてくれるような気がする。

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