だったら・・・・私がつくっていくしかない

今の若い人は大変かなと思ってた。難しい世界を生きてるなって思ってた。で、「愛がなんだ」を見た。新聞評を見てこれは見なきゃだと思った。とてもいい。えっ、若い人生きてるじゃないかって思った。突き抜けてるなって思った。山田さん、マモちゃん、葉子さん、ナカハラ、すみれ、みんないい。岸井ゆきののうまいこと。角田光代の世界もっと知りたいと思った。

原作で、ストーリーの最後にテルコはいう。「私とマモちゃんの関係は言葉にならない」「だったらどこにもサンプルのない関係を私がつくっていくしかない」と。既存の関係とそれを表す言葉のなかに自らを安住させず、あくまで関係の再解釈を続けようとするテルコの姿は、街にあふれる「癒やし」の言葉とは全く異なる、妙な推進力と爽快感がある。
(富永京子のモジモジ系時評)「失恋」じゃない何か、爽快 2019年6月1日朝日新聞夕刊より

https://www.youtube.com/watch?v=SA4bh7J8_ck

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