そんな人生があっぱれでうれしくて

久しぶりの銀座である。kさんのライブ、それもkさんの初めての銀座デビューなのだ。これはお祝いに駆けつけなきゃとやってきた。kさんとはつい最近友達になった。kさんは商社を定年退職した後、僕はジャズ・シンガーになるんだと言って、あれよあれよと言う間に銀座のジャズ・クラブでライブを開くようになってしまった。リタイア後に音楽や絵を始める人は多いのだけれど、これまでの人生はきっぱり捨てて第2の人生をプロとして生き直してしまう人がいる。サイドメン達もみんなおじさんで、聴衆もみんなおじさんやおばさんたちで、久しぶりに和やかな雰囲気だった。最近はなんだかピリピリしていて、嫌になってしまうことが多いのだけれど、地下深くのジャズクラブにはまだまだ自由で、おおらかな空気が流れていた。

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