どっちが幸せかというと

5月は毎年、鯉のぼりやこのヤギたちに出会うから、なぜか生物多様性や生態系サービスなどということを考える、でもそんな難しいことを考えるのは人間だけであって、青空を悠々と泳ぐ鯉たちも、黙々と草を食むヤギたちはそんなこと知ったことではなくて、どっちが幸せかというと、空高く泳いだり、のんびり草を食む方が幸せに違いない。

2015年5月12日
多摩センター駅前に山羊さんが来て、もうだいぶたつけれどゆっくり一緒にいたのは初めてだった。駐車場の法面の草刈要員に抜擢されて働きがいいものだから、ずっといることになったらしい、ちょうど明日は授業があって環境生態工学などと名前はいかめしいのだけれど、いまだに何を話していいのか分からない。人間といきものが,まちと自然がどうやって付き合っていけばいいのだろうということらしいのだけれど、ずっとこの山羊さんたちを見ていると、何か教えてくれるような気がした。何はともあれ、勉強であれ、しごとであれ、まづは心やさしくならなきゃだめだよと教えてくれているような山羊さんたちであった。