串田さん的世界っていいよねって

串田さんっていいなぁと思っていた頃があった。串田さんのラジオ番組が毎週流れていた時代があった。でも串田さんの時代はいつの間にか去っていったと思っていた。串田さんをひとことで言うと、とっても趣味のいいおじさんということになるかもしれない。でも趣味がいいなんていうことはちょっと皮肉っぽく使われても、もう褒めことばでもなんでもない時代になった。だから串田さん的なものはもうとっても小さくなってしまったと思っていた。でもこの真っ赤な表紙は、串田さん的世界っていいよねって堂々と言っているように見えた。串田さんがもう戻ってくることなどないと思っていたから、この表紙を見たときとても嬉しかった。