水村さん

久しぶりに水村さんを読んだ。水村さんを読むとチカラをもらう。10代の初めに赴任する父親、家族とともにアメリカに渡り、どうしても馴染むことができない文化の中で20年、ようやく「小説を書くこと」という自分の道を見つけてこの国に戻る決意をするまでの日々が綴られる。次回は辻邦生氏との往復書簡「手紙、栞を添えて」を読んでみようと思う。最強のバッテリーだと思う二人だけれど、この国ではちょっと異端の二人なのかもしれない。