ただそれだけなのに

以前、書名を見たときいいなと思った。あいさつの話かなと思った。いいあいさつにあこがれる。道徳の教科書に書かれているようなあいさつじゃなくて「おぉー」と言って「おぉー」と答えて、「じゃー」と言って「じゃー」と答えて。それだけのことだけれど。それでようやく読んだ。予想はあたった「おぉー」と言って「じゃー」と答えて、ただそれだけの小説だった。ただそれだけなのにずっと残ってる。