なぜかしらないけれどこうなりました

かつて村上龍さんがキューバキューバと言っていて、ブエナ・ビスタ・ソーシャル・クラブが大ヒットして、キューバの音楽はいいぞということで、いいなキューバ行ってみたいなと思っていたけれど、しばらく音沙汰がなかった。でもカストロさんが亡くなって、こんなコラムをが載っていた。これはカストロさんが目指していたことではなかったのだろうけれど、結果としてそうなったんだろう。そこがだいじだと思う、目指しちゃだめなんだと思う。肩にチカラが入っちゃだめなんだと思う、なぜかしらないけれどこうなりましたと言う世界。ぴかぴかの車とぴかぴかの建物の世界とぼろぼろの車とぼろぼろの建物の世界と。僕は後者がよかったなぁと思う。
「車も建物も古いが、教育も医療もただ。そんな国が地上にあることの意味を思う。カストロ氏が残したキューバ。」
朝日新聞2016年11月28日夕刊「素粒子」より」
https://www.youtube.com/watch?v=6JEdf7XsV5g