京都大学YMCA会館の建物、前に来た時に出会ってなんともこの赤がいいなと思った。そうしたらまた昨日も出会ってしまった。 なんと建物の奥からピアノのおさらいをする音が聞こえてきた。chopinらしい、なんだろうなんだろうと考えていたら,「英雄ポロネーズ」かなって、だいぶしてから分かった。
こんなことかつてはよくあった。でも、こんなこともうずっとなかった、まちを歩いていて,聞き耳を立ててしまうことなんて。
一時sound scapeという言葉をよく聞いた。これからは町の音が生き返るんだ、そんな時代がくるんだって思った。でもそんな時代はとうとう来なかった。そんなささやかなもの,そんな微かなもの,そんな弱々しいものなんていらないっ!町はそんな風になってしまった。多分そんな時代はもう来ないだろうと知って初めて、失ったものの大きさに気がつく。京都にはまだこんな建物や音楽が残っている。
どんな人が弾いているのだろう。そっーと入っていってピアノのそばに佇んでみたかった。
https://www.youtube.com/watch?v=fW0Y3M4EJ4M