暮れ六つに待ち合わそうね

「あと、江戸の時間で面白いエピソードは、例えば恋人同士が「雷門で暮れ六つに待ち合わそうね」と言いますと、暮れ六つというのは時間帯にして約ニ時間の幅があります。ですから、ニ時間は待つ覚悟なのです。ある調査によりますと、現代の恋人たちは相手を待つ時間の限度が17分なのだそうです。17分で堪忍袋の緒が切れてしまう。日本人は100年でこれだけ変わってしまったのだなと実感できます」杉浦日向子・都市にとって自然とはなにか
こんど雷門の前で,暮れ六つに待ち合わせてみよう、なんだかとってもしあわせになれそうな気がする。