じゃ「凡庸な悪」にのみ込まれないようにするにはどうすればいいんだなんてこと、ハンナ・アーレントは教えてくれそうにもない。「考えることをやめえちゃいけない」とでも言うんだろう。だから今朝も不機嫌に目が覚めたらこんな記事が載っていた。「凡庸な悪」にのみ込まれないようにするには，「凡庸な善」なのだなということが書かれていた。これだってよく分からない。そうか「凡庸な善」なのだ。
いまこの社会にあふれる「凡庸な悪」にのみ込まれないようにするには、些細（ささい）な日々のコミュニケーションの喜び、いわば「凡庸な善」で対処するしかない。そうした社会に、私たちはいるのである。朝日新聞11月28日朝刊、論壇時評 炎上という「凡庸な悪」濱野智史
http://digital.asahi.com/articles/TKY201311270599.html?_requesturl=articles/TKY201311270599.html&ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201311270599
