音楽はすばらしい、でも老いも負けてはいない

「ホフマンは当時72歳、登場人物たちと同じ人生の最終幕に達していました。また、5歳からピアノを習っていたホフマンは、演技を学ぶ前は、ジャズピアニストを夢見ていた」老いと音楽が72歳のホフマンの最大のテーマだったのでしょう。
「ビーチャム・ハウスの住人たちは、信じられないような人生を歩み、最高の名声を手にした経験がある。そんな彼らが、住環境に期待する優雅さと、老いが必然的に求める温かさの中間のデザインを考えた。だから椅子の上にはブランケットを置いたし、あらゆる快適なものがそろっている」あの映画に流れる風景は、優雅さと温かさなのですよ。
この映画を見ていて思いました。音楽はすばらしい、でも老いも負けてはいない。と言うか、誰もがすばらしく老いなければならないと。みんなチャーミングな人たちでした。中でもわたしには認知症のシシーがすばらしかった。