ある場所が生きるかどうかは

現場が一つ終わった。お金がなくて残ったのはシラカシの生け垣とスギの板塀。でも不思議なものだ。その場所がほほえむかどうかなんてお金には関係ない。あれもやりたかった、これも。でもそんなこと関係ない、ある場所が生きるかどうかは。ご主人と、場所と、職人たちと、そしてぼくが楽しく手を結ぶこと。いい場所が生まれるのに、それ以外のことは関係ない。帰りにサイゼリアで乾杯。考えたことは、最小限主義とお金がないということ。