バー「大和湯」で飲むのはジンライム

いよいよ積年の夢、尾道紀行が実現する。予習せねばということで、「列車三昧日本のはしっこに行ってみた」吉本由美著を読んでいる。もう既に尾道の迷路のような坂道を上ったり、下ったり、予習が効きすぎている。初めて読む吉本由美もすばらしい。バー「大和湯」で飲むのはジンライム
「・・・と思っていると「湯」という真新しい暖簾がかかっている。建物自体は縦長の押し上げ窓のある洋風の、昔の学校のような外観だ。入口上に「大和湯」と書かれた年季の入った看板が掲げられていた。なのにその中からジャズが聞こえてくるから普通ではない。水色のペンキで塗られたいかにも風呂屋風情の扉を開けて中を覗くと、バーだった。」
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