潮風に吹かれながらボーと歩いた

横須賀に正岡子規のスケッチを見に行ってきた。
久しぶりに海も見た、浦賀水道、大きな船が浮かんでいた、一艘アヴァンギャルドのような貨物船が前を通った、大きな船がゆっくり動く絵と言うとマーラーの5番のようだけれど、春うららにアバンギャルドの船はマーラーではなかった、何だろう場所柄から言ってもプッチーニのようだった、そんな訳で、子規の絵は点数が少なかったせいもあって、大きな貨物船に負けてしまった。
でも「僕に絵が画けるなら俳句なんかやめてしまふ。」という言葉に仰天した。そしてずっと気になっていた子規庵の庭ついての記述についても見つけた。
「我に二十坪の小園あり。園は家の南にありて上野の杉を垣の外に控えたり。場末の家まばらに建てたれば青空は庭の外に広がりて雲行き鳥翔る様もいと豊かに眺めらる。」根岸・子規庵にも行かなきゃだ。
帰りは大昔少しだけ関わったボードウォークを潮風に吹かれながらボーと歩いた。
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