好々爺になっていただろうに

現場、壁の庭、こういうことだな、こういうことだ、図面やスケッチでできる世界の予測はできているはずだけれど、やっぱり実際に原寸で形ができてきて、そうだったのだね、と確認することが多い

小さな仕事であるけれど、とても新しい解というほどでもなく、こんなのどうだろうと思ったことであるが、こんなのどうだろうというような些細な試みであっても、やはりそれは人それぞれであるし、お仕事をくれた人もそれぞれであるから、そこに生まれ来る新しい形は、大げさではあるけれど、世界中どこにもないひとつなのだ

そんなことにもっともっと早くに気がついていたら、世界中に、小さいけれどどこにもない場所がたくさんできていて、今頃はそんな子供のような、孫のような場所たちにかこまれて、