すごく残念なことだ、とても淋しいことだ

舟越さんが亡くなった。舟越さんが好きだった。舟越さんがつくる彫像が好きだった。舟越さんがつくる彫像が着ている服や髪型が好きだった。ご冥福をお祈りします。 2021年1月21日 舟越さんの彫像が好きだ。普段着だけれどとても端正なセーターやシャツを着て…

だなんて

「夢見る頃を過ぎても」だなんて https://www.youtube.com/watch?v=_HB2-31i6Q0

みんなおしゃれだったなぁ

そういえば、ヘッセもボナールもモランディも、みんなおしゃれだったなぁ。 2021年3月28日 この本も読んだ時は、あっそうねと、あんまり印象に残らなかったのだけれど、本棚の奥で熟成したのか、さっき取り出してぱらぱらとしていたら、なるほどなぁと思った…

ことしはひとり花見かな?

ことしは23日に予定していたけれど、見事に開花予想が外れて止むなく中止。ことしはひとり花見かな? 2023年3月27日 大阪のお城の前の高等学校のお花見の会、4年ぶりに復活、やっぱりいいな古いともだち、終始笑いの絶えない一日だった、みんなまた来年ね! …

それなのに今は

かつて多摩ニュータウンが大好きでした。大好きな気持ちがスケッチにも現れていました。それなのに今はなんということだ! 2013年3月26日 3年前にも富士見通りのスケッチをしたのでした。ここは多摩ニュータウンなのにパリのお花見になってしまうのでした。…

もっともっといろんなせかいの中に

坂田さんは既に亡くなられた。もっともっとお話ししておけばよかった。 2015年3月26日 1~2ヶ月前、目白のまちを歩いていたら,古道具・坂田の看板を目にしたので,あ、ここかと思ったのでした。でその時は立ち寄れなかったのですが,きのうついに足を踏み…

目白の猫と郵便配達夫

目白の街で見つけた猫と郵便配達夫が大好きです。街の好き嫌いというのはちょっとしたことで決まります。 2015年3月26日 ひと頃,街にモニュメントと言われる彫刻があふれたことがありました。その大半はあってもなくても,どちらかと言うとないほうが,と思…

桜も、人も、犬も、雲も、そしてぼくも

10数年前の富士見通り。たった10数年前なのに、街も桜も僕もとっても若い。 2013年3月26日 これは5年前に描いた富士見通りのお花見です。桜も、人も、犬も、雲も、そしてぼくもずっと若かったような気がします。それにしても同じ風景をずっと見続けることっ…

ものと暮らし、ものと生活

「民藝のインティマシー」鞍田崇著を読んだ。まだまだ具体的な姿を現しているわけではないけれど、民藝が柳さんがこんなふうに今も生きつづけているのがうれしい。 ハイデガーは、先ほどふれた「建てる・住まう・考える」という論考の中でこんなふうに言って…

小さな町の小さな本屋さん

ようやく最終ページに辿り着いた。クリストファー・ミルン。「自分の植えた木々の中でいろいろなことがしたい」そんな夢を見る人。 わたしの心はいつも、大きく遠いものを対象にした小さい近いものに傾いてしまう、だから私は谷間の奥に住んでいる。小さな町…

いま会うべき人とは必ず

酔い覚ましにスターバックスでお茶を飲んでいたら、あれはひょっとして柄谷行人さん?って思ったからお声がけしようかなと散々迷ったあげく勇気を振り絞ってお声がけしたら、果たしてそうであった。年とって思うことは、どんなに高名な方であっても、物おじ…

藤原さんいいな

「植物考」藤原辰史著を読んだ。今の僕たちを取り巻く世界をこんなに的確に簡潔に言葉にしてくれた人がこれまでいただろうか。「私はそれを植物性からの人間の大きな乖離、あるいは、人間のうちなる植物性の弱体化と呼びたい」藤原さんいいな、もっともっと…

かつて馳せた想いに

学生時代、同じ花卉・造園学教室に学んだ先輩たちとの昼飲みの会が横浜であった。個人情報保護法施行やコロナ禍以降、このような集まりを持つことはすっかり少なくなってしまっていた。かつて僕たちが何を想い何を目指して来たかを確認できる貴重な時間を共…

彼はふたたび未来を植えていた

「オーウェルの薔薇」レベッカ・ソルニット著を読んだ。最近またオーウェルの名を聞くことが多くなった。権威主義体制を厳しく糾弾したオーウェルだけれどその思想の背後には<薔薇>があって、「大地の表面」の細々とした喜びを愛でる日常があった、そんなこ…

石田さんは町を書く

石田千さんは町を書く。ぼつぼつと読み続けたい。 2023年3月18日 石田さんは町を書く。どっちかと言うとしょぼっとした町を書く。あんまりしょぼっとしたくないけれど石田さんの本が好き。「休日のちいさな本」という章で、石田さんの好きなちいさな本が挙げ…

古書店の店主リベロと

この古書店主、いいね。 2023年3月18日 映画「丘の上の本屋さん」を見た。古書店の店主リベロと移民の少年エシエンとの本を通しての交流が静かに描かれる。店主が少年に最後に送った本のタイトルが意表をついた。このストレートさがずっと忘れていた真っ直ぐ…

歩いて耕して食べる歩いて耕して食べる

庭というより、道をつくりたい、畑をつくりたい。 2018年3月16日 おばあちゃんが大切にしておられた庭、木々は大きく育ち長い時間をかけて集められた草花たちは元気に育っていた。どうすればいいかわからなかった、だからお庭のまわりを一周する道を作ろうと…

お庭の紅梅や野仏たちはいつでもやさしい

春は日本民藝館あたりからくるのだなぁ。 2016年3月13日 宗悦さんのことをもう少し勉強したくてやってきたのだけれど、少し難しい。それでもお庭の紅梅や野仏たちはいつでもやさしい。

小さくていいものを求めることの方が

もうあまり西村伊作の名前は聞かなくなってしまった。かっこいい人だったなぁ。 2020年3月15日 コロナ・ウィルスの影響というのか、余波の余波を受けて、少しふさぎがちな日が続いていたけれど久しぶりに現場に出た。季節の木々と朝の光と職人たちと、やっぱ…

何かそういう衰弱していく時のゆったりしたというか

「雨の日はソファで散歩」10年以上も本箱の隅に眠っていて最近ようやく掘り出されて、まさに今読まれるべき時に出てきてくれた。そう言えば最近は隠居暮らしという言葉は聞かなくなって定年退職なんていう身も蓋もない言葉になったけれど、やっぱり隠居でな…

ひとは周りまわりながら巡りめぐりながら

マリア・ジョアン・ピリス、大好きなピアニストの一人だ、そんなピリスがまさかのミスを犯して困惑している、でもさすがピリス、泣き出しそうなのにも関わらず素敵だ!若い頃はモーツァルトばかり聴いていた、でも今日久しぶりにピリスを聞いて、またモーツ…

街の自然の、そして幼児教育の大切さを

今日は孫娘キノの保育園への見送り当番日、途中座り込みのストライキに悩まされて途方にくれていたらいろんな人が声をかけてくれたにも関わらず座り込みが続いた。それでも「急がず焦らず」という人生の肝要ワードを反芻しながら歩き続け、ようやく1時間あま…

でもいったい何に復讐するのだろう?

「優雅な生活が最高の復讐である」カルヴィン・トムキンズ著を読んだ。 ずっと読みたかった本だったけれど、長く手に入らなくて、ようやく改訂版を手に入れた。装丁も素敵だ。この書名がずっと気になっていた、でもいったい何に復讐するのだろう?、それで今…

春を食べているようだった

そろそろ春、ここいいよ! 2023年3月9日 新宿三丁目イル・バーカロ、以前夜に来た時にはほんとの酒飲みではない僕にはちょっと敷居が高かった、お昼はどうかなと今日来てみたらすっかり馴染んでしまった。「空豆とえんどう豆のグリーンソーススパゲッティ」…

申し分のないお庭文学

庭だって歴史を変える力があるんだから! 2012年3月7日 再びのお庭文学、ノイバラと江戸の植木屋清蔵、主役ではないが、お庭のひととしては、これらばかりに目が行く。コッツウォルズのオープンガーデンなんて言うのも出てきて、申し分のないお庭文学。どん…

こんな本屋さん

本は装丁がたいせつ。本屋さんも店構えがたいせつ。こんな本屋さん作りたい!

僕が二十歳の時に生まれたんだ

男子なのにan・an が好きだった。 2020年3月7日 an・an 創刊50周年!おめでとうございます。ということは僕が二十歳の時に生まれたんだ。お疲れ様でした半世紀。いろんなことがありました。

ぼちぼちというか、ぽつんぽつんというか

このぽつんぽつん感がいいなと思ってる。基本的に、ぼちぼちというか、ぽつんぽつんというか、ひっそりというのが好き。もっともっと街に「ぽつんぽつんガーデン」を! 2020年3月7日 庭などというものは、さぁどうぞ作ってください、などというのではなくて…

僕はここではしばらくの間フランス人になる

しばらくフランス人になっていないなぁ。 2023年3月7日 久しぶりに世田谷で打ち合わせ、帰りはいつも松陰神社前駅で途中下車、プレ・ド・ショウインで小休止。日の高いうちからの小休止、いいのかなと思いつつ、同級生たちはみんな定年退職しているのだから…

おうちだのお庭だのと言いつづけた荷風さん

いつまでも「おうちだの、お庭だの」と言いつづけていたい。 2012年3月4日 お庭文学というのがあるだろうと、そんなのを探してきては読んでいるのだけれど、持田叙子さんの「荷風へ、ようこそ」は、従来荷風と言えば、散歩のひと街歩きのひと、ばかりが喧伝…