絵日記

ようやくそう思えるようになってきた

母の晩年、あれでよかったのかなという思いがずっとあったけれど、5年が経ってこのスケッチを見て、終わり良ければ全てよしだったのかなと、ようやくそう思えるようになってきた。スケッチというのは何かを浄化してくれる力があるのかもしれない。 2016年11…

こんな時間の流れがあることをずっーと知らなかった

こういうことをしてもいいのかなという思いが、描いているときも、そしてその後もしばらくあったのだけれど、いま5年が経って、もし描いていなかったらこの2〜3日の時間のことはもうとっくに忘れていただろうと思う。 2016年11月15日過度な延命治療をしない…

ようやくぼくの手元にやってきて

時々、本をスケッチしたくなる。本屋さんで出会って、ごろごろしながら読んで、書評のようなものを書いて、最後にスケッチして、ようやく一冊の本が自分のものになるのだなぁと思う。 2016年11月14日 古書に対して強い思い入れがあった訳ではないのだけれど…

家は切り妻でなきゃいやだ

スケッチというのは不思議なものだ。5年前の心持ちがずっとそのまま残っているのだから。 2016年11月7日 午前中、成城のまちを歩いた。白の下見張りに青い破風の家があった。家は切り妻でなきゃいやだと思ってる。

残り時間はもっと差し迫っているのだろう

55才になった頃から生涯PLANというものを作っている。でも65才を過ぎた頃から、あまり活用しなくなってしまっている。そんなのんびりとしたスケジュール管理より、残り時間はもっと差し迫っているのだろう。今使っているのはmonthly 2021という年間ダイアリ…

喜びはどこか遠いところにあるのではなく

坂口恭平さんのことはずっと遠くから眺めていたけれど、初めて買った本は建築の本ではなくて、cook 料理の本で、この本の中で恭平さん自身もやっぱり一番大事なのは食べると言うことだと気が付いたらしくて、どうやら僕もそんな風に思っていた節があるものだ…

夏彦くんはヘガティーに「肩組もうか」っていう

たった2年前、コロナが闊歩する前ってこんな時代だった。へガティーかっこいいなぁ!2019年1月29日川上未映子さんの「あこがれ」を読んだ。川上さんは変てこな人で風変わりな人で、そこが好きなのだけれど、書くものはまっすぐで気持ちがいい。この物語は夏…

久しぶりに屈託なく笑えることがうれしかった

土曜日の夕食も終わってストーブの前でぼっーとしていたらkから電話があった。半年振り位だろうか。この年になるとしばらく消息がないと病気でもしたのかな?何かあったのかなって思ってしまうけれど、もし良くないことならいけないので、こちらからも連絡せ…

いいやつじゃないかとスケッチまで

お正月からばたばたとちょっとしたトラブル続きだったけれど、久しぶりにOからうれしい電話をもらったり、晩ご飯で作ってみた中華丼がなかなか美味しかったり、松の内も終わってようやくいい方に回り始めたかな!?そんなわけで、普段は無味乾燥な携帯電話だ…

すごく残念なことだ、とても淋しいことだ。

舟越さんの彫像が好きだ。普段着だけれどとても端正なセーターやシャツを着ている。髪のかたちもきちっとしていて、とても静かだ、それでいてとても自由だ。こういう人になれたらなあ思う、でもこういう人はなかなかいない、こういう人になるのはとても難し…

こんな怠惰な一日でも

日曜日、石油ストーブのそばで一日中だらだらしていたら、さすがに「いつまでもそんな風にしていればいいじゃない」と、自分自身に叱られているように思えてきたから、スケッチでもしてみようと思った。手を動かして絵を描くというのは不思議なことで、こん…

眠りに落ちる前の数分に集中力が残っているはずもなく

ようやく1日が終わって、コロナ感染者数の更新のニュースを危惧しながら、しゅんしゅんと湧いている石油ストーブの上の薬缶から湯たんぽにお湯を移して、布団の間に潜り込んで、眠りに落ちるまでの数分が至福の時で、明日の予定や、今日1日の日記らしきもの…

久しぶりに清新な空気があった

お正月はお昼はなんだかダラダラしていて、夜になるとコロナ禍に関するニュースに鬱々とした気持ちになったり、大変なことになったなぁと思ったりしていた。でも今朝は朝早く起きて、電車に揺られて今年初めての現場に立ったのだけれど、そこには政治も経済…

とてもいとおしいことだということだけはわかってくる

去年のお正月ももっと描かなきゃと思った。でもそれほど描けなかった。今、去年のスケッチブックを取り出して眺めてみると、うまく描けているものにも、いやだなぁと思うものにも、何かがそこに在るなぁとは思うのだった。人はなぜ描くの?っていう問いへの…

そろそろぽつんぽつんの時代を

take out & sketch はいいと言うことで、今日も降りてきた。お天気も良くて、新緑も気持ち良くて、水も温んでいて、ただいつもと違うのが、みんな数メートルくらいづつ距離をとって、ぽつんぽつんとしていることかな。集まって仲よくする時代、その典型がオ…

さぁまた仕事をしようという気持ちになったものだから

大井町まで行ったので足を伸ばして天王洲アイルの建築倉庫、Steven Holl展へ。いったい建築はどこへ行ってしまうのだろう?と思うことが多いのだけれど、Steven Hollは朝、目が覚めて 鉛筆と水彩絵の具で ささっとスケッチを 描くのだということを聞いて、久…

なんだか知らないけれどいいものだと思う

久しぶりにスケッチをした。ようやく描くことは楽しいなぁと思えるようになった。なぜ楽しいのかなんて考える必要はないのかもしれない、でもその「なぜ」は大切なことのような気がする。絵を描くっていうのはいいものだと思う。なんだか知らないけれどいい…

なるほどそんなものかなぁと思う

またしばらくスケッチをさぼってる。お祈りのような気持ちで描かなきゃだと3年前に学んだはずなのに。だめだなぁ! 2016年11月5日より今日もいい天気。機嫌がいいから、スケッチからはじめる。昨日は仕事の終わりにだったけれど、仕事のはじめにもなかなかい…

ひとり多摩センターをさまよって

今日は、近くの団地でのプレゼンテーション。僕のお題は「クスノキ・テラス」と「ケヤキ坂」。実現するかなぁ、そんなのわからない、でもこの十数年の経験から学んだことは、絵に描いたら実現するということ。絵に描かなきゃ何にも始まらない、熊谷 守一さん…