2019-01-01から1年間の記事一覧

ピアノ・ピアノの世界になっている

予定が狂ってしまって、2時間も時間ができてしまったから、国立・富士見台団地のストリート・ピアノで練習しようと思ったら、いつも誰もいないのにその日に限っておにいさんのようなおじさんのような人が弾いていて、そのうち終わるだろうと聞いていたら、と…

なぜだかいつものと違う涙が

蜜蜂と遠雷を見た。文学は文学、映画は映画、どっちもいい、比べちゃだめなんだ。月の光がよかった、its only a paper moon がよかった、プロコフィエフピアノ協奏曲第3番がよかった、それにしても連弾っていいな。なぜだかいつものと違う涙が流れてた!http…

いい家ってつくづくいいなと思った

10月20日、久しぶりに穏やかな休日だった。午前中溜まっていた仕事を片付けて、いざスミレアオイハウス20周年オープンハウスへ。スミレアオイハウスというのは建築家増沢洵さんが1952年に設計した最小限住宅・9坪の家で、知る人ぞ知る戦後住宅建築の小さな名…

やっぱりここはいい

1年ぶりの北千住途中下車、やっぱりここはいい。わかば堂でお昼をいただいて、金曜日だからワインもいただいて、フラフラと路地から路地へ、おっと思うところにバラが咲いていて、ほんとにほんとにわい雑な路地なのに、目にするポスターはバウハウスであり、…

僕たちはこんな場所を持ち得ているだろうか

フィンランドの男たちの顔がとてもよくて、あちこちに転がるようにある廃物利用のサウナの佇まいがとてもよくて、生きているといろんなことがあるよね、男だちだって口を開こうよとただそれだけの映画。僕たちはこんな場所を持ち得ているだろうか。銭湯でも…

何にもないけれど

2泊3日の短い旅だったけれど、いろんな人たちにあった。今日ようやくお礼のハガキを出し終わった。なぜかここが好きだった。北加賀屋、名村造船所大阪工場跡地、今はクリエイティブセンター大阪と呼ばれている。何にもない、赤茶けたかつての造船所がぽつん…

どんな名作よりもどんな傑作よりも

重いことはいっぱいある。暗いこともいっぱいある。でもだからこそこういう映画なのだと思う。南仏の田舎の自転車屋さんの話。田舎、自転車、時々ピアノ。そんな道具立てだと聞いただけで、もういい映画に違いないと思った。どんな名作よりもどんな傑作より…

ばらばらになんかなるもんかっ、みんなつながるんだ!

宇右衛門ワインのせいなのかな、これを至福というものなのかなって思ってしまった。農業と風景と音楽とアートと学ぶことと葡萄とワインと〜〜〜〜〜。それらが渾然一体となって、全てがばらばらになってしまった世界で、ばらばらになんかなるもんかっ、みん…

ざくろとルドベキアの秋の庭

敬老の日であるし朝からの雨、現場は休みに違いないと思ったら、やるというからとぼとぼと出かけたら雨に濡れたざくろとルドベキアの秋の庭。

つくることが大好きなおじいちゃんだ

もう20年近く前、小田原あたりをうろうろする仕事があって、それ以来相模湾が好きになった。いつか引っ越したいなぁと思ったこともあったけれど実現できずに今に至っている。でも葉山に神奈川県立近代美術館ができてからまた時々やって来るようになった。今…

いやいやまたコトコトと出かけたいなぁと

あれだけ権勢を誇っていたのに、あっけなく夏も終わったのかなという昨日今日だ。今年の残暑見舞いはこんなのにした。コトコトと小さな車に乗って田舎道を旅するの図。と言って、この夏はこんな旅をしたかったということではなくて、かつて夏休みといえばこ…

人が真に愛しうるのは「実在」しているものだけだという事実は残る

「わが人生処方」というくらいだから、健一さんの人生訓のようなものだ。それでもその種の本にあるように明快で歯切れ良く、斯くあるべしというようなものでなくて、例によってうだうだだらだらああだこうだと続く、だからちょっと切れが悪いなぁといったん…

自分の好きな場所を信じてあげなきゃだと思う

やっぱり僕はここが好きなのだと思う。夏休みだというのに特に酷暑のこの夏だというのに、山にも行かずに海にも行かずに、一日中ここにこもって、仕事のような仕事でないようなことを気ままにやり、そしてようやく日が沈んだら、仕事場がnight clubにもjazz …

ここのところAndrea Motisが

Summer time といえば、ここ50年ほどMJQに決まっているのだけれど、ここのところAndrea Motisがその不動の地位を脅かしつつある。Joan Chamorro Quintet & Scott Hamiltonの面々はみんな好きなのだけれど、このピアノのおじさんの品のあること、このギターの…

僕が時代に遅れているせいなのだろうか?

少し調べたいことがあって、ネットを検索するのだけれど、おっと、と思うものには時々出会うのだけれど、やっぱりそれじゃどこか満足できなくて、最後に行き着くところは本なのだと思う。その差は未だに歴然としたものがあると思うのは僕が時代に遅れている…

おぉ、なんと若いのだろう!

夏休みもお正月休みもほぼ年賀状書きと暑中見舞い書きで終わってしまう。もうずいぶん年もとったから辞めてもいいだろうと思うのだが、結局毎年うんうん言いながら七転八倒している。で、この夏はどうしようと過去の暑中見舞いを取りだして眺めていたら、こ…

まちの仕事というのはそういうものだと

仕事場も車も全面開放がいいと思ってる。だからほんとは2座席のブリティッシュ・グリーンのジャガーをいつか手に入れることを夢見ている。で、それはほぼないと思っているので、せめて夏の仕事場はフル・オープンにしている。イギリスの父と息子は雨が降って…

ようやく日も暮れて風が吹いて月も出て

暑い一日、ようやく日も暮れて風が吹いて月も出て、じゃあ今にふさわしい音楽は何かなと。月の光かな、マリアエレナ、街の灯、それともそれともと思ったけれど、どうも今日の気分はドビュッシーhttps://www.youtube.com/watch?v=0_RnlOWmZD4

ふらっと人がやってきて

もう夏休みだから、人も通らないし、泣くのはセミばかりであるから、ぼんやりおむすびを食べていたら、若い学生らしき人たちが数人やってきてここはカフェですかと聞くから、その質問には一番答えにくくて、えーいちおうとか、時々とか言っていた。でもまぁ…

その頃はきっと春風が吹くだろう・・・・

何か質問はありますかというと、圧倒的に多いのは試験の内容や形式を問うものだから、どうしてそんなに試験、試験というのと、少し浮かない気持ちになって、あまり試験、試験って言わないで、昔の学生は、答案用紙に自分の好きな歌の歌詞を書いて出したって…

夏は西瓜に決まってる

西瓜が来た。みんなで食べた。夏は西瓜に決まってる。

ほんとうに木は偉い

今日も暑い1日だった。それでも宝野公園の前を通るとほっとする。ほんとうに木は偉い。それにしても「緑陰」という言葉はいい。

ムーミンが教えてくれたことを

飯能のムーミン・ヴァレーのあるメッツァ・ビレッジはテーマパークではあるけれど、宮沢湖畔の自然の過度な造成は避け、ロー・コストで楽しい仕掛けが好ましい。ムーミンが教えてくれたことをよく守っているように思える。

ついに声をかけてしまった

今日は暑かった。この暑さなら現場の帰りにビールの一杯くらい許されるだろうと。今日の最終目的地は国立だから、国立というといろいろありそうなのだけれど、これが意外となくて、でも時々寄る「日々」でということに。どうも僕がひかれるのは経堂のプチタ…

死ぬほどの練習か、はたまた air pianoか?

生きている間に、こんなふうに弾けるようになるだろうか。ノーベル賞はいらない、芥川賞もいらない、日本造園学会賞もいらない、でも望みは一つ、 生きている間に Glenn Gouldのようににピアノが弾けるようになれるだろうか。できると思う、ただし毎日死ぬほ…

蒸しナスの冷菜

日曜日の午後は予定のない時はひたすら1〜2ヶ月分の新聞の切り抜きをする。収穫は本や音楽や言葉やいろいろあるけれど、最終的には夕飯に結実しそうな気になったレシピを見つけた時、この半日が悔いのない時間であったと安堵する。このあとナスと生姜とビ…

誰を愛せばいいかわからない。でも平和みたいな

「「違うこと」をしないこと」 吉本ばなな著を読んでみた。 タイトルに惹かれて。そろそろ、何かこれからしたいというより、しないこと、だよなって思うから。で、ちょっとスピリチュアルな本かなって思った。ばななさんてそいういう人だったのかなと思った…

きっと突き抜けて行けるというような

この歳になって、あんな人になりたいこんな人になりたいなんて、もう子供じゃないんだから、でもやっぱりそう思うんだから仕方がない。で、今読んでいるのが、「吉田健一対談集成」というのだが、まづはこの表紙がいい。吉田さんの万年筆のサインとささっと…

だから仕方なく市ヶ谷の川べりを歩いていたら

この学期最後の授業だった。あんまりこんなことはなかったのだけれど、ちょっとだけ感極まってしまった。そのわけはよく分からない。特に印象に残るクラスだったわけでないのだけれど、年をとるということはこういうことなのかもしれない。ほんとうは1学期間…

人生楽しんでねということに尽きると思う

学期の最終日には、いつも何かひとこと言いたくなる。若い人たちにお節介だけれど、こんな風に思うんだということを素直に。で、これまでは僕が出会ったいろんな言葉から、引用してきていたのだけれど、なんかだ恥ずかしいような、照れくさいような、で今年…