2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

軒下に出て悠然と

この季節アジサイの花を見ると、アジサイはアランを読んでいるのかなぁと思う。『雨が降り出してきたら、舌打ちなんかせず、軒下に出て悠然と傘を広げよう』

そう思うから仕方がない

一番必要なものはいい本屋さんだと思う。言い過ぎかなぁと思うけれど、そう思うから仕方がない。入る時はしょぼんとしている、出るときは胸いっぱいになっている。僕が単純すぎるのかもしれない。下北沢のB&Bはいい本屋さんだ。

火のあるところ、美味しいものの生まれるところ

数年前お手伝いした庭に燻製ユニットをフリーハンドさんに作っていただいた。ピザ窯に続いての燻製ユニット。火のあるところ、美味しいものの生まれるところに人は集まるのだなと深く納得しているところです。

今も昔も植木職人って

かつて職人は半纏姿にキセルをふかして、おもむろに木に登って、ちょきちょきと、木を降りてはまたキセルをふかしてプカプカと。いま職人たちはヘルメットにカラビナに身を固め、クライマーのように身のこなしも軽々と、 今も昔も植木職人ってかっこいい!

さぁこれからどうする?

ずっと眠っていた石を起こしてあげて、さぁこれからどうする?というところなんだけれど、前にもこういうことがあって、この石を目覚めさせるということは仲々楽しいことだと分かってる。ただ石というものは本来、生きているとか死んでいるとかそんなことに…

そこでようやく気がついた

北イタリアの避暑地の邸での一夏の恋の物語。考古学の研究者を目指す24歳のアメリカ人青年と音楽と読書を愛する17歳のイタリア人少年。画面がひたすら美しい。少年が弾くピアノ、田舎道を走る自転車、水浴する沼。でもどこか入り込めないでいた。しかし映画…

知らん顔しておじいさん

柚木沙弥郎展に行ってきた。別に懇意にしているわけではないのだけれど、〜〜さんと親しく呼びかけたくなる人がいる。沙弥郎さんもそんな人だ。デザイナーでもなく、アーティストでもなく、職人でもなく、思想家でもなく、教育者でもなく、おじいさんのよう…