2015-03-25から1日間の記事一覧

小園は余が天地にして

根岸子規庵に行ってきた。「病床六尺」読まなきゃ読まなきゃとそのままになっていて,来るのが先になってしまった。 「 小園は余が天地にして草花は余が唯一の詩料となりぬ」「 ごてごてと草花植えし小庭かな」 お庭と生きた子規さん、スケッチもよくて。絵…

人には会わなければいけないと思う

現場が近くにあるものだから、このごろは上野の森をふらふら歩いている。東京藝大も美術学部には時折歩くのだけれど、音楽学部はなんだか敷居が高くて近づくことがなかった。知らなかった、中庭には ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンがいたりフレデリッ…

オリーブオイルをなめたりしているうちに

ちっとも灯りが見えないこのごろですが,ようやく自分の場所にであえた気がしました。なんでもなさとか,静かさとか,小ささとか,そんなものに取り囲まれて,ビールを飲んだりパンをかじったりオリーブオイルをなめたりしているうちにとても楽しくなりました…

お墓参りというのはいいものだ

近くまで行ったので,お彼岸だったものだから,谷中墓地にゆかりの人はいないのだけれど,広津和郎さんが眠っておられる事を知って,広津さんの散文精神「何処までも現実と対決し、みだりに悲観もせず、楽観もせず、粘り強く生き通していく」 にはいつもお世…